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土木学会デザイン賞2017で当社が担当した「内海ダム」が最優秀賞として、「嘉瀬川ダム」が優秀賞として表彰されました。
内海ダム上流域は名勝寒霞渓を含む瀬戸内海国立公園が広がり、堤体の直下流には既存集落が近接している条件から、周辺自然景観との調和と下流集落からの圧迫感低減という景観面での配慮が重要課題であった。こうした要請より、基本計画段階から景観検討を開始し、14年間に亘り地道な景観づくりのマネジメントを行った。
当社担当:地域環境事業本部 流域文化部 井上 大介/細部デザイン
(土木学会デザイン賞2017 最優秀賞「内海ダム」のページ)
内海ダム全景
全面越流式堤体の圧倒的な存在感が本ダムの最大の景観的特徴である。選択取水塔、予備ゲート操作室等の様々な付属施設のボリューム・形状・配置を機能的に最適化し質感をダム本体のそれに揃えることで、機能に忠実なダムの姿に近づけることに力点を置き、その結果として周辺の美しい自然風景の中に質実かつ控えめに存在するダムとなることを目指した。
当社担当:九州支社 地域環境部 伊東 和彦/ダム本体実施設計支援
(土木学会デザイン賞2017 優秀賞「嘉瀬川ダム」のページ)
嘉瀬川ダム全景