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土木学会デザイン賞2020において、当社が事業の一員として担当した「山国川床上浸水対策特別緊急事業」が最優秀賞を受賞しました。
平成24年7月の九州北部豪雨災害を受け採択された「山国川床上浸水対策特別緊急事業(事業区間:約10km、事業地区:13地区)」にて、当社は水理計算や水理模型実験を繰り返し、名勝耶馬渓の重要な構成要素である河道内の奇岩や石橋の保全と治水を両立させた治水対策案を立案しました。
また景観検討では、各地区での景観の質の底上げと連続性の確保のため、「景観カルテ(事業全体のコンセプト、全地区共通の設計・施工時における留意点等)」と「山国川ルール(カルテと整合した設計施工要領図や事例写真等)」を作成しました。
景観カルテや山国川ルールを事業関係者間で共有することで、昔ながらの素朴な風景の保全と、流域の連続性が感じられる景観の創出を目指しました。
(土木学会デザイン賞2020「山国川床上浸水対策特別緊急事業」のページ)
河道掘削後の上曽木地区全景