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東京建設コンサルタント

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技術トピックス

「第37回 技術研究会」が開催されました。

 当社では、全社員の技術力向上と技術開発成果の普及を目的として、毎年技術研究会を開催しており、今回の技術研究会では、学識者講演会、特定テーマに関する討議会、技術論文集の作成及び審査を行いました。
 技術論文は、論文集に投稿された91編に対して厳正な審査を行い、優れた技術論文を作成した若手技術者6名が表彰されました。

★第37回社内技術研究発表論文タイトル一覧: こちらをクリック

学識者講演会(令和6年9月7日開催)

 水の移動、水循環、仮想水貿易についてグローバルな視点で研究に取り組まれ、地球規模の水循環モデルの構築で、本年のストックホルム水大賞、春の紫綬褒章など数々のご功績をあげられている東京大学総長特別参与・大学院工学研究科社会基盤学専攻教授の沖大幹先生をお招きし、『世界中の仲間と構築したグローバルな水循環モデル』と題してご講演をいただきました。
 地球規模の水循環モデルにおいて、人間活動を含めた現実の環境のとらえ方がカギとの考え方を歴史的、技術的進展からご説明いただき、水に係わるすべての人や組織の要素が組み合わさったシステム全体である「水みんフラ」で、施設の老朽化、グリーンインフラの活用、人材育成、広域連携、水源の多様化を進め、治水、利水、環境、エネルギーを解決して持続可能な社会を構築することの重要性をご提唱いただきました。さらには、「優等生」も大事だが、「超越人材」も必要と挑戦に対する応援の言葉もいただきました。
 本社内会場に約40名、支社等でWEB視聴された方を含めて、河川、道路、環境等、様々な専門分野の社員が200名以上参加しました。

沖 大幹 東京大学総長特別参与/大学院工学研究科社会基盤学専攻教授

沖 大幹 東京大学総長特別参与
/大学院工学研究科社会基盤学専攻教授

講演会の様子

講演会の様子

討議会(令和6年9月7日開催)

 流域治水の深化、ダムの有効活用、水害リスクラインの本支川一本化、気候変動適応策にむけた海岸域での観測・解析技術、DXによる河川管理の効率化、道路橋梁の持続可能なインフラメンテナンスの実現、自然再生に係る評価技術、BIM/CIM技術による業務効率化など、12の特定テーマ毎に、新型コロナの影響も考慮しつつ、支社等の多くの技術者と対面とオンラインを組み合わせた熱心な討議が行われました。技術を実務へ反映する方策、今後必要な技術開発や技術力向上のテーマ抽出や今後の方針へのインプットをとりまとめました。

メンバー内での討議

メンバー内での討議

オンラインで討議

オンラインで討議

討議会の様子

観測機材の討議

討議会の様子

事例発表