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大学・大学院では環境化学を専門に学び、水環境に興味があったことから、湖の水質循環をテーマに研究しました。プランクトンや底泥の栄養循環を中心に、気温や風が水の流れや水質にどう影響するかなども含めて総合的に分析。フィールド調査で水を採取し、室内分析で数値化することで、目には見えない水質の変化を「見える化」する過程に面白さを感じました。就職活動では「水に関わる仕事をしたい」という思いから建設コンサルタント業界に興味を持ち、河川に強い当社を知り、会社説明会で出会った社員の丁寧な対応が決め手となり入社しました。研究で培った分析力を社会インフラ整備に活かせる点に魅力を感じたことも大きな理由でした。
入社後は河川の利水や水環境に関する調査・計画業務を担当しています。ダムや放水路といった河川施設が周囲の環境に与える影響を調べる環境アセスメントの中でも、水質を対象にシミュレーションによる変化の予測、必要な保全対策の検討などを行っています。近年では、社会的要請の高いカーボンニュートラルに関連し、水力発電量を高めるためのダムの運用方法をシミュレーションにより検討・提案する業務にも従事しています。最初に担当したのは、越谷レイクタウンの大相模調節池の水質シミュレーションでした。気象状況によって変化する水質を予測し、悪化を防ぐ方法を検討する業務で、公共事業の責任の重さを実感しました。その後、学生時代に研究していた湖に関連する河川での業務を担当することもあり、学びが仕事に直結する喜びを味わいました。現在はグループ長として、若手技術者2名の育成にも力を入れています。細かく指示を出すのではなく、考える余地を残しながら必要なときにサポートする姿勢を大切にしています。定期的なミーティングを行い、チーム全体で進捗を共有し合うことで、無理なく助け合える体制を築いています。
入社10年を過ぎ、発注者から直接評価を受けた時に成長を実感しました。また、外郭団体への出向経験で培った調整力やコミュニケーション力は、今の仕事に大きく生きています。建設コンサルタントの仕事は成果が形として現れるまで時間がかかりますが、その分、完成したときの達成感は格別です。今後は、管理技術者として責任ある立場でより多くの業務を担い、チームとしても「楽しく、かつ厳しく支え合える」組織づくりを進めたいと考えています。会社内外から信頼される技術者を目指し、水の恵みを守りながら持続可能な社会の実現に貢献していきます。
河川の利水や水環境に係る業務を担当。水環境に係る業務においては、ダムや放水路等の新規事業に対する供用後における水質予測解析、現地調査等を実施し、環境への影響を評価、あるいは必要な保全対策の検討・提案を行っている。