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東京建設コンサルタント

ホーム > 採用情報 > 社員インタビュー > 九州支社 河川本部 水管理部 橋本文子

社員インタビュー

02 水源から河口・海域までの土砂管理と環境に向き合う

答えの見えない事柄を解明する難しさと技術者としてのやりがい

私が現在取り組んでいるのは、主に河川管理に関わる仕事。その中でも、洪水に対する安全性の確保や環境保全などを目的とする、河川計画や河道管理等の業務に携わっています。最近多く手がけているのは、土砂管理に関する業務です。川の中の土砂環境が変化すると洪水はん濫の危険性が高まったり、生物や植物の生息にも影響を及ぼしたりする可能性があります。また橋梁等の構造物に影響を及ぼすこともあり、河川管理上の重要な問題となります。適正な土砂管理が行われるよう、水源から河口・海域まで流域全体に視野を広げた総合土砂管理に向けた技術開発に精力的に取り組んでいます。

普段は水理解析を行ったり、その結果を技術資料としてとりまとめたりという業務が中心ですが、土砂の動態観測など現場に出る機会も。地元の漁師の方にお願いして船に乗り、調査が数日にわたり続くこともあります。現場では年上の男性がほとんどで慣れるまでは正直不安もありましたが、一緒に仕事に向き合ううちに自然に信頼関係を築いていくことができました。

土砂管理の業務では、技術的に体系的に確立されたものではないため、源流から河口海域までの土砂動態発生メカニズムの解明にむけて高度な知識や技術力を求められることも多く、河川だけでなく砂防分野や海岸分野など幅広い知識を求められるため日々の勉強は不可欠。しかし、これまでに明らかになっていないことを技術力で解明するという仕事は、難しい反面やりがいも大きいです。

女性社員がさらに働きやすくなる職場づくりに貢献していきたい

入社した当時、九州支社で働く女性社員は多くありませんでした。でも、当社では男女の区別なく能力に応じて仕事を任せてくれるので、あまり意識することなく仕事に取り組むことができる環境があります。技術士の資格を取得してからは、提案書を作成する機会も増え、自身が提案したプロポーザル業務が特定されるなど、自ら仕事を獲得する機会も増えてきて、社内外で表彰していただく機会にもめぐまれました。頑張りをしっかり評価してくれる制度があるのはうれしいですね。また、若手の意見を吸収し、いいアイデアは会社の経営にも活かされるのでやる気にもつながります。

2013年には、若手社員が中心となった社内組織である経営青年会議の提案が承認され、社内に「ワークライフバランス部会」を発足することになりました。結婚や出産後も働きやすい会社を目指して、さまざまな取り組みを検討しています。私自身、子供が1歳になるまで育児休業を取得しました。ライフステージが変化しても、技術者として、常に技術力の向上を目指していきたいです。

橋本 文子
九州支社 河川本部
水管理部
グループ長
(2004年入社)

業務内容

河川計画や河道管理等の業務を担当。土砂管理に係る業務においては、流域全体を視野に土砂移動に伴う洪水や環境、河川構造物への影響などさまざまな課題に対し、水理解析や現地観測を行いながら検討・提案を行っている。