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東京建設コンサルタント

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社員インタビュー

08 データで川を読み解き、防災の未来を築く

データで川を読み解き、防災の未来を築く

身近な川から始まった、防災へのまなざし

大学院では河川工学をテーマに研究し、過去の洪水をもとに当時の川の流れや河床の動きを数値解析で再現する研究をしていました。川の形状や線形の違いが洪水被害にどのように影響するかを追い、自然の力を理論的に理解する面白さを感じていました。当社を知ったきっかけは、研究室に社会人ドクターとして在籍していた社員から話を聞いたことです。当社が川の防災情報や水害リスクラインの整備に力を入れており、「川に強い会社」だと知りました。もともと小学校の敷地に川が流れる環境で育ち、子どもの頃から川に親しんでいたこともあり、この分野に関わりたいという思いが自然とつながりました。研究で得た知識を社会に生かしたいという気持ちが、入社の決め手となりました。

地域を守るための防災情報づくり

現在は地域防災本部で、浸水想定区域図や水害リスクマップの作成に携わっています。これらは洪水時にどこまで浸水が広がるかを解析して可視化したもので、防災計画やハザードマップの基礎となる重要な情報です。近年は二級河川や市町村が管理する中小河川でも整備が進んでおり、全国の安全に直結する業務だと感じています。入社当初は環境防災事業本部で、河川整備基本方針・整備計画の見直しに関わり、大学の研究とは違い、行政や地域住民に影響を与える責任の重さを実感しました。2年目には初めて主体的にリスクマップ業務を担当し、データ整理から解析、成果図面まで一連の流れを経験。解析が思うように進まない時も、先輩がプログラムを見て的確に助言してくれ、知識を積み上げながら成長できました。

また、川は地域によって性格が異なります。同じ方法では通用しないため、一つ一つの川に合った検討を行うことを意識しています。北陸や東北を中心に姫川・阿賀野川・神通川・最上川、関東の荒川などの河川を担当し、地域の住民の意見を聞きながら現地を歩き、地形や流れを肌で感じることも大切な仕事です。解析結果が過去の実績と一致したときや、発注者から「納得の結果だね」と言ってもらえたときに大きな達成感があります。

今後の目標

今後は自分の解析や成果を、整備計画や防災教育などのハード対策・ソフト対策に生かし、地域の治水安全度向上に寄与するとともに、安全意識を高める一助になりたいと考えています。将来的には「この川のことならこの人に聞こう」と頼られる存在になることが目標です。その一環として、解析を行う際に必要なFORTRANやPythonなどのプログラミングを学習し、社内講習にも積極的に参加しています。川の個性を理解し、科学と地域の声を結びつけながら、より良い防災情報を形にしていきたいと思います。

長谷部 夏希
長谷部 夏希
東京本社 地域防災本部
第二部
技師
(2023年入社)

業務概要

主に多段階浸水想定区域図や水害リスクマップの検討業務を担当。氾濫解析などの水理解析や現地調査を実施し、災害ハザードマップなどの防災関連資料や各種計画の基礎となるデータの検討・作成を行っている。データの作成にあたっては、発注者や自治体と協議し、地域の特性を反映できるよう検討を進めている。