Design for
Next
Age

ものづくりが好きだったことから大学で工学部に進学し、河川の研究室に所属しました。研究を続ける中で「将来は河川に関わる仕事がしたい」と思うようになり、また地元である「九州で働き続けたい」という思いも持っていました。同業他社は全国転勤が前提のところも多いですが、当社は地域に根差して専門家として腰を据えて働くことでき、九州支社で河川に携われる環境が整っていることが入社の大きな決め手となりました。また、会社見学を通じて雰囲気の良さを実感できたこと、知り合いの先輩が在籍していたことも入社の後押しになりました。
現在は主に河川計画に関する業務を担当し、川の将来計画や具体の治水対策メニューを立案する業務に携わっています。具体的には150年に一度の降雨を想定して河川へ流れ込む流量とその時の河道水位を算定し、川の弱点となる箇所での掘削等の対策メニューの検討し、将来計画の立案を行います。最初に任されたのは宮崎県を流れる一級水系の大淀川でした。上司のサポートを受けながらも入社一年目から重要な役割を担えたことは大きな経験でした。特に印象に残っているのは、球磨川での令和2年7月豪雨災害です。河川が氾濫し、観測所水位データも欠測する中、今後の計画を大きく左右する出水流量を推定しました。私の解析した成果が国の正式発表となり、その責任の重さと同時に大きなやりがいを感じました。技術士資格取得後、30代頃から重要な仕事を任されるようになりましたが、それまで積み重ねてきた出水対応の経験が評価されたのだと思います。当社では常にチームで取り組むため、若手でも上司のアドバイスを受けながら重要な役割を担うチャンスがあり、そうした環境が成長を後押ししてくれます。また、発注者との関係を通じても、成長を実感できることがあります。契約業務が終了し、国交省の担当者が異動した後でも、技術的な内容について相談を受けることがあります。相手の意図を理解し、依頼に応えるだけでなく、改善提案等をしたことが信頼関係の構築につながっているのだと思います。上司から任せてもらえる風土や、同じ思いで仕事に取り組む仲間の存在が、この会社の魅力です。
今後はやりがいある仕事を続けながら、新しい技術にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。気候変動により雨量が年々多くなる中、これまで以上に高度な技術が求められます。新たな分野への挑戦の一環として気象予報士資格を取得しました。今後も更なる挑戦を重ねながら、地域の安全と安心に貢献できるよう努めていきたいと思います。川に携わる専門家として九州で働ける環境に感謝しつつ、社会に必要とされる存在であり続けたいと考えています。
流域の将来を見据え、環境にも配慮した河川計画の立案や治水対策を検討している。水害時の洪水予測や浸水想定区域図の作成など、防災情報の提供にも取り組んでいる。