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大学では工学部に所属し、数値シミュレーションを学びました。都市間の最短経路を導き出すアルゴリズムや、仮想サーバーの通信経路最適化など、複雑な計算問題をコンピューターで解析する研究を行っていました。就職活動中に建設コンサルタント業界を知り、説明会で「公共事業 × 情報技術」という新しい分野に惹かれました。最終面接では役員が一人一人を真剣に見てくれており、社員を大切にする会社だと感じて入社を決意しました。
現在は、浸水想定区域図をオープンデータ化し、誰でも利用できるようにするシステムの設計・開発・運用を担当しています。また、3D表示によって建物ごとの浸水深を可視化するツールの開発も進めています。これにより、河川管理者や自治体職員が災害対策を検討する際に、より正確で迅速な判断が可能になりました。当初は「自分の技術がどこまで通用するのか」という不安もありましたが、入社後に携わった道路パトロールシステムの業務では、雨量レーダーを使った浸水予測のアルゴリズム設計を担当。大学で培った数値解析の知識を実務に活かせたことで、研究と社会がつながる実感を得ました。印象に残っているのは、東北地方の業務で開発した水門管理システムです。従来は電話連絡で行っていた水門操作を、スマートフォンで共有できる仕組みに変えたことで、大雨時の対応を大幅に効率化できました。このシステムは東北全体に拡大中で、社会に直接役立つ技術として自信につながっています。さらに、国交省の業務評価では担当業務が84点を獲得し、社内でも最高評価を得る成果となりました。日々の努力の積み重ねが確実に形となって表れる瞬間です。職場は裁量労働制で柔軟性があり、役員との距離も近く、安心して挑戦できる環境が整っています。
これからも技術を磨き続け、毎年新たな資格に挑戦していく考えです。特に、AIやクラウド技術を活用し、災害シミュレーションの高度化を推進していきます。また、浸水リスク情報を保険・不動産・都市計画など幅広い分野に展開し、社会全体で安全な街づくりに取り組める仕組みを広げていきたいと考えています。地震と豪雨が重なる複合災害にも対応できるよう、データを基盤とした防災システムの進化を目指します。
データの先にある「人の安心」を守るために、情報技術の力で未来の防災を支えていきたいと思います。
河川や道路などの防災情報システムの設計・開発を担当。防災・減災対策に役立つ情報の提供を支援するとともに、最新の3D技術を活用し、地形や河川の状況を立体的に可視化するシステム開発にも取り組んでいる。これまでに構築したシステムは、河川管理者の業務を支えるシステムから、国民向けの情報提供システムまで多岐にわたる。