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東京建設コンサルタント

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社員インタビュー

03 人の命や暮らしを守るのが建設コンサルタントの仕事

新入社員もひとりの技術者として尊重される

当社では、新入社員であってもひとりの技術者として扱われます。私は入社して15年目になりますが、今でも一番印象に残っている業務は、入社してまだ間もないころに行った、利根川河口堰の魚道の設計でした。上司から「自分で調べながら進めてみたらどうだ。技術的な疑問はどんどん先輩に聞くといい」と言われ、各種基準や技術資料を調べ、不等流計算を行い、図面を作成しました。その過程で、実務的な水理計算やCADの使い方を学び、魚の特性を知るなど、すべてが初めての経験でした。もちろん先輩や上司の助けもありましたが、自分で考え設計図面を作成し、実際に魚道が出来上がった姿を見た時に、建設コンサルタントの技術者としての面白さと、やりがいを感じました。

社内には、質問をした時に、的確なアドバイスをしてくれる知識や経験が豊富な先輩が多くいます。 技術を吸収するだけでなく、技術者としての目標となる先輩が多くいることは、若い社員の大きな安心感につながっていると思います。

大津波から村を守った当社設計の水門を誇りに

東日本大震災によって被災した河川構造物の調査を行い、復旧に向けた設計を担当しました。 実際、震災が発生してから半月後に岩手県、宮城県、茨城県の被災地に赴きましたが、地震と津波による想像を絶する甚大な被災状況に、言葉を失いました。

そのような状況にあって、興味深いニュースがありました。三陸海岸に面する岩手県普代村が、「普代水門」によって一人の死亡者も出さず、住宅の浸水被害も最小限で済んだのです。 この大津波から村を守った「普代水門」は、当社が昭和48年に設計したものです。私自身、ひとりの技術者として誇らしかったことはもちろん、建設コンサルタントが果たすべき職務の意義を強く心に刻むことができました。

これからの目標は、河川構造物の設計において経験を積み技術力を磨くこと。中途半端にしたくはありません。 また、興味があることは貪欲に学びたいですね。業務は河川計画と密接に関わりがあるので河川計画の知識や、河川以外の土木分野についても吸収したいと考えています。 そんな意欲に応えてくれる環境が、東京建設コンサルタントにはあります。

小場 隆太
東京本社 流域施設本部
河川施設第三部
主任技師補
(2008年入社)

業務内容

堤防、水門、樋門、排水機場などの河川構造物の設計を担当。構造計算のほか、設計図面作成、施工計画、数量計算なども行う。また、国が推進する防災・減災・国土強靭化に向けた計画・設計や、今後の大きな課題となっている老朽化対策に関わる調査・点検・評価にも携わっている。