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九州で育ち、幼い頃に渇水や洪水、地震など多くの自然災害を経験しました。長崎では水不足で生活に苦労し、福岡では膝まで浸かる洪水を体験。そうした出来事を通して「自然環境に関する分野で社会に何か貢献できる仕事をしたい」と思うようになりました。大学院時代、同級生から社会資本整備や災害対策に関する公共事業を多く手がける当社の話を聞き、トップクラスの技術力と明るい社風、社会資本整備に関する大きな事業計画などに携われることに魅力を感じて入社を決意しました。
最初に担当した仕事は宮崎県の河川でのフォローアップ業務で、掘削後の土砂堆積状況を分析し、維持管理方法を提案しました。報告書を納品したときの達成感は今も忘れられません。現在は河川計画の業務に携わり、雨が降った際の川の水量や水位予測、洪水被害の解析を行っています。流域や河川の特徴を踏まえ、30年から150年先を見据え、気候変動の影響も考慮し、川を広げる・掘削する・既存ダムを活用するなどの計画を検討し、災害対策に取り組んできました。自分の検討結果が形となって地域で公表された時に、社会への貢献を強く実感します。発注者からは、スピード感ある対応と丁寧な提案が評価されますが、難しい依頼も「やってやるぞ」という気持ちで取り組み、発注者からの感謝の言葉をいただけた時には大きなやりがいを感じます。会社全体として部署を超えて相談できる社風が魅力の一つで、川の仕事は環境・文化・地形など多くの知識が求められますが、どの部署に聞いても親身に答えてもらえます。今では先輩に教わる側から、若手を育てる立場へとかわり、先輩と若手の間をつなぐ“懸け橋”として、勉強会の提案など、自ら発信することを意識しています。単に指導するのではなく、一緒に考えながら成長してもらう——そんな関わり方を心がけています。
より一層社会貢献できるように、日々自己研鑽に努め、発注者の依頼に対して着実に対応していくことが何より大切だと感じています。
会社の中では、これまで培ってきた技術を伝承するために先輩と後輩をつなぐ役割を果たし、若手育成にも力を入れていきたいと考えています。家庭では子どもが生まれたこともあり、仕事と生活のメリハリを意識し、後輩たちにもワークライフバランスの大切さを伝えていきたいと思っています。
災害を完全に防ぐことは難しいですが、長期的な視点でひとつ一つの目標に対して丁寧に取り組んでいくことが、被害を減らす確かな一歩になる——そう信じて、これからも未来の川を描き続けます。
流量計画や河道計画、流域治水対策等の河川計画全般の業務を担当。流域全体を視野に洪水・渇水などのリスクや環境、河川構造物への影響などさまざまな課題に対し、流量計画、水理解析、氾濫解析等を行いながら、将来的な川づくりや浸水想定図の作成等の検討・提案を行っている。