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東京建設コンサルタント

ホーム > 採用情報 > 社員インタビュー > 中部支社 交通部 伊藤 亜矢

社員インタビュー

04 大きなやりがい。未来を拓く交通計画をめざして

「交通」をトータルにコンサルティングする魅力

大学では交通計画の研究室に所属していました。そこで学んだ専門知識をそのまま活かせる仕事に就きたいと思い、この会社を志望しました。

交通の業務では、将来の交通量予測から、交通渋滞の解消と交通事故の減少など、幅広いテーマに取り組んでいます。交通調査による実態の把握にはじまり、渋滞や事故の要因を分析し、そして対策を提案するところまでと、トータルに取り組む機会も多く、そのことが仕事の魅力の一つになっていると思います。

当社には、例え入社間もない社員であっても業務の大事なところを任せる懐の深さがあります。もちろん上司はアドバイスもしてくれますし、本人のやる気さえあればスキルの習得は早いと思います。私が新人の時、パソコン上で交通状況をシミュレーションして渋滞対策を考案する仕事がありました。導入したてのパソコンソフトで、私が担当となり何とかやり遂げました。苦労はありましたがこの経験をさせてもらえたことで、その後の仕事に対して自信が持てるようになりました。

達成感を感じるのは、自分の考案した対策が実施されて効果が現れたときですね。私の担当した渋滞対策が新聞で取り上げられたことがあったのですが、それはとても嬉しいことでした。

円滑で安全な道路交通の実現に向けて様々な調査や提案を行っていますが、例えば交通量推計は、具体的な道路計画の大前提となる、言わば上位の検討調査です。調査結果が実際の道路に反映されるまで時間はかかりますが、そこに携われることにはエンジニアとしての責任と大きなやりがいを感じています。

専門知識と社会への洞察が明日の道路をつくる

近年は交通情報の分析にETC2.0プローブデータや民間プローブデータなど、ビッグデータを活用するようになっています。クルマのスピードが速くなっている地点を明らかにしたり、危険箇所を特定したりと、以前は他のデータから推定していたことも、明確に根拠づけができるようになりました。

ICTの進展は、今後さらに精緻な分析を可能とし、交通計画のクオリティを高めていくと思います。でも分析の精度が上がっても、おそらく変わらないこの仕事の難しさは、道路や交通に寄せる行政の思い、地域住民の思いなど、たくさんの関係者の様々な思いに応えていくことだと感じています。どういう道路が地域にとって一番いいのかを、しっかりと整理して説得力のある提案をしなくてはなりませんが、そのためには、地域の特性や社会のトレンドなど、幅広い知識や洞察力も必要になります。

私自身の後悔でもあるのですが、交通というものは社会や経済の動きと密接に関係しているので、これからエンジニアをめざす人たちには、専門知識の習得にとどまらず、広く世の中に目を向けた勉強をして欲しいと思います。

伊藤 亜矢
中部支社
交通部
主任技師
(2006年入社)

業務内容

「交通」を専門とし、各種の交通調査に基づいた分析と対策立案、交通量推計など、円滑で安全な道路交通の実現に向けた調査や提案業務に取り組んでいる。