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大学では水工学系の研究室に所属し、下水道や河川、干潟など自然環境を対象に研究を行っていました。そうした学びを社会に役立てたいと考え、就職活動では河川関連のコンサルタントを志望。教授から「この会社には先輩が多くいる」と勧められ、紹介を通じて話を聞いたことが入社の決め手になりました。入社後は河川計画を中心とした治水関連の業務を担当。特徴的なのが土砂の挙動を扱う分野です。洪水時には水とともに土砂も流れるため、流域全体の動きを把握し、将来の対策に活かすことが求められます。入社3〜4年目から取り組んできたこの分野は、今では自身の専門の柱となっています。災害の多い昨今、積み重ねた調査や分析が将来の安全につながることに大きなやりがいを感じています。
入社以来、河川計画に携わり続け、娘が小学生になった現在も「土砂」に関する業務を担当しています。川の流れとともに運ばれる土砂は、河川の安全度や河川環境に大きな影響を与えます。どこにたまり、どう動くかを調査・解析することで今後の動きを予測し、河川整備の方向性を決定する重要な基盤となります。土砂は一度に大量に流れることもあれば、少しずつ堆積して川の形を変えることもあります。そのため長期的な視点と地道な調査が不可欠です。華やかさはありませんが、安全を陰で支える重要な存在として大きなやりがいがあります。近年は洪水や土砂災害が相次ぎ、ニュースを見るたびに、社会の安全に直結する責任ある仕事であることを実感します。
管理職となってからは、チーム運営や後進育成も大きな役割になりました。特に近年は、多くの仕事で幅広い分野の知識が求められ、一人で仕事を完結することはできません。他部署や他支社と連携する場面も増え、複数チームをまとめ効率的に進める調整力も求められています。また、若手が得意分野を持ちながら全体像を理解できるよう、サポートと指導を心がけています。部下が自ら仕事を進め、自ら成果を報告する姿を見たとき、「自分の仕事が次の世代に受け継がれている」と実感し、管理職としての喜びを感じます。
最近は、渇水リスク管理、流域総合水管理等の新しい分野の仕事にも取り組んでいます。経験をさらに広げ、時代のニーズに応じた技術を提案していきたいと考えています。気候変動により洪水や渇水の発生が複雑化する中、治水・利水・環境・土砂を総合的に捉える力が不可欠です。流域全体を見渡し、人々の暮らしと安全や自然環境を支える提案ができる技術者を目指します。研究から始まった歩みを軸に、管理職として仲間を育てつつ、新しい課題にも柔軟に挑戦していくこと。それが、私がこの会社で実現したい未来です。
河川における治水計画や土砂管理、低水管理等の業務を担当。土砂管理に関連する業務では、河川だけでなく山から海に至るまでの流域全体を対象に現地観測や数値解析等を行い、適正な土砂管理に向けた検討・提案を行っている。また、渇水時を含む日々の低水管理に関する業務にも携わっている。